町はスッポリ霧に包まれている。
山は全く見えない。
今日こそ雲海だと急いで登って見たのは真白な風景。
町はもちろん遠くの山も全く見えない。
普段行かない崖下に降りてやっと遠くの山頂が微かにに見えた。
帰りは流れる霧の中を降りた。
下山して町から山をもう一度見上げると、何事もなかったように普通に山頂までくっきり見えた。
山頂にいるときは、町の霧が上昇している途中だったようだ。
時間と雲の流れは速いと実感した。