2015年5月10日の記事一覧
直島④
直島から帰路に着くとき、フェリーの屋上から島を見ながら帰った。
その時初めて気づいた。
岡山県の宇野港側から見る島の風景は銅の精錬所の風景だった。
草木のない山の殺伐とした風景に唖然とした。
直島には3つの顔がある。
芸術の島、精錬所の歴史、そしてもう一は、小さな漁師町の顔である。
町屋プロジェクトのチケットを買って町中を散策して見つけた坂の町。
振り返ってみると自分の故郷に似た町だった。
小さい頃のコンプレックスを思い出した。小さな田舎の寂れた場所。
それでもリゾートの島としては昭和レトロの郷愁を感じる素敵な町並みに変身する。
直島の3つの側面を感じながら本州に到着した。
同じ島でもこんなにも感じ方が違うのか。
どうせなら世界に誇るリゾート地として発展していってほしい・・そう願いながら家路に着いた。