間に合った!
かろうじて山頂が見えている。
雲に隠れていた朝日も出てきた。
じっと見つめていると雲海の息遣いが感じられた。少しづつ上昇しているようだった。
この朝陽、濃霧に阻まれて町には届いていないんだろうなぁと思った。
実際下山した時、町が山頂より肌寒かった。あれから2時間経つが、まだ町には陽の光は届いていない。
窓の外は曇り空。
4時間後のAM11時やっと本来の晴天が町に届いた。今日は秋晴れ!
午前6時、町は再び濃霧に包まれていた。
いつも町の向こうに見える山が濃霧で見えない。今日こそ雲海が見れるかも・・・急ごう。
山裾に行くにつれて、霧が薄くなってきた。
ヤバイ!
霧は時間が経つにつれ上へ上へと昇っていく。下手をすると霧と一緒に山に登って山頂でも霧に包まれかねない。
急いで山道を登っていると下山する山仲間に遭遇。「雲海が見れる?」と聞くと「急いで!」とのこと。
痩せる目的にはピッタリのスピードで山頂へと急いだ。