2013年12月の記事一覧
講演会④彗星のように現れ消えてゆく・・
家具の売上の落ち込みを支えてくれたのが、建築業界からの仕事でした。丁度グラフの谷底の部分を補正してくれている□と斜線の□部分が埋め合わせしてくれてます。
ドアは機械の全自動化が進み、手作業の仕事ではニーズに答えられなくなり10年でなくなりました。(←斜線□)
シューズボックスはリーマンショックの2年前位に、新製品のプレゼンで大手企業に敗れ、2~3年後には取引0になると宣告を受けました。ドアも0になりシューズも0になる・・・売り上げの3分の2を失う危機に!
平成15年、大和ハウス工業で品質の最高AAの評価をいただき、売上も全体の7割近くにまで膨らんで絶好調だった建築の仕事、実は終息への出発点になっていたわけです。
まさに家具業界と建築業界の好況・不況の波に乱高下した波乱の20年でした。
彗星のように現れ消えていった建築業界の仕事は、会社の生命を維持してくれた他に実は大きな収穫をもたらせてくれました。→次回に続く
講演会③建築業界からの仕事依頼
講演会②家具の売上が1/6に!!
←H4年~H15年の家具の売上推移グラフ
一般にバブル崩壊が平成3年と言われていますが、
その後のフジイの家具売上は10年間で6分の1にまで落ち込みました。
その間、もちろん何もしなかったわけではありません。
セッテというブランドを起ち上げて広島や福山の展示会に何度か出品しました。(写真上)
後にニトリの店頭で多く並んだ製品やすきまくんの基礎になっている製品の多くもこの頃開発して販売しています。
それでも時代の流れには逆らえず、売上はこれ以上下がると家具存続危機のギリギリまで下がりました。
フジイはこの氷河期をどう生き延びたのか?次回のテーマです。(講演会③)